LAホールディングス 増配発表について
LAホールディングス(2986)が予想通りに増配発表しました。
LAホールディングス 第三四半期決算について - 🌱ガジュマル🌳の投資日記
前回の第三四半期決算についての記事でも増配に触れましたが、目標通りの4Q決算結果で配当性向35%なら131円と予想していたので、ほぼ予想通りのサプライズインパクトなしでしたね。
やはり井村さんも言ってましたが、増配するなら利回り8%くらいにならないと大きな株価上昇は狙えないようです。
配当:130円 12/17終値:2,189円 配当利回り:5.9%
増配発表時(12/16 後場始値)1,962円 配当利回り:6.6%
最高値2,510円まで株価が上昇して、下落してからのこの株価なのでホルダーとしては時地合いが悪かったとしても「なんだよ」ってなります。
年末に向けて、日経平均もイマイチ
このまま権利落ち日までは通過しても、その後下げるかもしれませんね。
さて、増配は予想通りでしたが、同日に発表された「事業計画及び成長可能性に関する事項」の方がポイントでした。
事業計画では今後三年間での成長が描かれています。
特に2021⇒2022年と2023年⇒2024年が大きく成長する予定です。
ということは、現在建設中だったりするものがそのタイミングで出来上がってくるわけです。では一体どんな売り物が出来上がってくるのかというと
新築不動産が出来上がるのが分かります。
利益率も2022年以降の再生不動産より、新築不動産の方が良い予定です。
しかし、疑問点が
・なぜ再生不動産の利益率が2021年の31.7%から13.6%になるのか。
・2020年の実績利益率(新築・再生)と2021年の利益率があまりに違う。
この記事で詳しく調べましたが、確かに再生不動産の今年の利益率は高い。新築不動産を売るよりこちらの方が儲かる。結果の上方修正・増配のはず
ではなぜ、来年以降は逆になるのか。
これからは再生不動産よりも新築物件が多く出来上がる予定なのでしょうか。
収益構造が変わったため、資金調達力が増えたため大型案件や高収益案件の仕入れができるようになったともありますね。
ますます今後に期待したいです。
LAホールディングス 第三四半期決算について
SBSホールディングスに引き続き、遅ればせながらLAホールディングスの第三四半期決算について考察です。
ここも素晴らしい決算内容でした。
【売上】10,973,903 前値同期対比135.8% 目標進捗率68.6%
【営業利益】2,429,225 前値同期対比1027.8% 目標進捗率71.4%
【経常利益】2,210,804 前値同期対比1418.5% 目標進捗率73.7%
【純利益】1,528,056 前値同期対比1993.1% 目標進捗率76.4%
ここは10月4日に目標の情報修正を発表しており(売り上げは下方修正)、修正目標に対する進捗になります。
進捗率も素晴らしく、目標達成は問題なさそうですね。
営業責任者から、「あと10億稼いで目標達成するぞ」という声が聞こえてきそうな内容ですね笑
さて、気になるのは財務です。
流動資産が2Qに比べて4,438,891増加(129.5%)
固定資産が2Qに比べて371,918増加(103.8%)
合計:25,074,423
流動負債が2Qに比べて1,841,065増加(108.9%)
固定負債が2Qに比べて2,112,963増加(118.6%)
合計:23,685,342
資産は現金と仕掛け不動産の増加が目立ちます。
仕掛け不動産は完成すると販売不動産の項目に移るようですね。
お金を借りて、現金と仕掛け不動産を増やしたのでしょうね。ということは、この仕掛け不動産が販売用不動産に変われば、それを売って売上・利益が増える計算です。
さて、次の四半期以降では
新築不動産案件・利益率の高い再生不動産がまだまだあるようです。
最後に配当ですが、この会社は配当性向30%以上を目標にしています。
目標通りの四半期純利益になれば、
配当性向30%で¥112.8
配当性向35%(前年度は34.8%)で¥131.6
決算書の配当予想は¥86なので増配発表が予想されます。
配当性向35%なら利回り5.8%(11/19終値ベース)
もう少しインパクトのある配当があると良いですよね。
増配発表は次回決算時か、はたまた
気になるところですね。
SBSホールディングス 第三四半期決算について
遅ればせながら、11/10発表SBSホールディングス第三四半期決算についてです。
11/10の決算発表以降株価は下落し続けました。
11/10始値¥3,890→11/16終値¥3,610(マイナス7.8%)
9/27につけた年初来高値¥4,405からは約19%も下落です。
決算内容は上々で
売上:299,761(前値同期比+56.4%) 4Q目標進捗率74.9%
営業利益:17,559(前値同期比+105.1%) 4Q目標進捗率87.7%
経常利益:17,772(前値同期比+110.5%) 4Q目標進捗率91.1%
EPS:245.4(前値同期比+182.1%) 4Q目標進捗率91.3%
残り1/4期を残して、営業利益・経常利益は更に上方修正をしてほしかったですね。
また、決算書3ぺージの
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
今後、新型コロナウイルス感染症が再拡大した場合には、経済活動の再度の抑制により当社の業績に影響を及ぼす可能性がありますが、物流事業においては営業活動を更に強化し、需要が旺盛な生活必需品やネット通販の取り込みにも引き続き積極的に対応してまいります。
さらに、SBS東芝ロジスティクス㈱、東洋運輸倉庫㈱等、新規連結した会社の収益が新たに業績寄与していることも織り込んだうえで、2021年12月期の見通しに関しては、サマリー情報の「2021年12月期の連結業績予想」のとおりといたします。この業績予想を達成するべく、当社グループ一丸となって事業活動と成長戦略に取り組んでまいります。
はっきりとこれ以上の数字の期待はできないと言ってしまってます。この会社はM&Aを繰り返して成長している会社なので、M&Aの新規案件についての言及や含みのある言葉がなければ、期待感が持てないは当然ですよね。
残念ながら、この言葉で株が売られてしまい株価が下がったのでしょう。
PERについて
年初から11~16をフラフラしていて、11/17現在は13.5
今期会社の目標EPSは269.4 平均PER13.5 = ¥3636.9
11/17株価¥3,610
今のことろ、会社予想通りです。このまま大きく上がるには
・本決算で会社予想以上の数字を出す。
・増配
・本決算前に上方修正
でしょうか。
配当性向については20.3%になってます。
4Qで利益をどこまで積み増せるのか。
進捗率からしたら、目標以上の数字をだして増配を期待できるのですが。
どうでしょうか
廃棄物業界について②
前回に続いて、廃棄物業界について
上場企業ランキング
我が主力株ミダックは人気ありすぎなんじゃないかと疑うくらいですね。
アサヒHDは廃棄物セグメントの占める割合は12.1%なので実質売上は200億くらいでしょうか。
タケエイとリバーHDは経営統合したので、売上高は約750億と業界最大手。1,000億を狙うようです。
実際調べたかったのは各社の最終処分場についてですが、産業廃棄物についてはネットで情報は得られませんでした。
ミダック/産業廃棄物処理企業/最終処分場はいつまで使えるの?|Beer Lover 2014@経理/企業分析/投資|note
この方も非常に良く調べられていますが、産業廃棄物の最終処分場については情報開示している会社は少ないのかもしれませんね。
最終処分場の残容量がわかれば、処理能力の比較がしやすいんですが
*年収*
この業界の年収は決して高くないです。それに伴って、万年人手不足が発生しています。大変な仕事で、国際的な環境についての職種でありますので、今後人手不足解消のためには年収の増加が課題ですね。
*EPS*
ミダックは、来年稼働の新最終処分場の数字がどこまで行くのか。それによりEPSがどうなるのかですよね。今は明らかに買われすぎの状態ですから。
一覧にしてみるとアミタHDは割安感を感じてしまいます。
*配当*
ミダックは配当低すぎるように感じますが、実際の理論株価からすると妥当なんでしょうね。割安感を感じたアミタHDは配当無しですか。
またいろいろと調べてみようと思います。
廃棄物業界について①
今まで色々と銘柄について調べてきました。
が、全然調べ方が足りない。まだまだ知るべきことが多いと痛感しております。
そこで保有する主力株「ミダック」のある産業廃棄物業界について少しずつ勉強していきます。勉強はインプット⇒アウトプットでさらに伸びるので、ツイッターと当ブログをアウトプットの場にしていこうと思います。
まず廃棄物業界については
廃棄物業界の最新M&A動向 | 山田コンサルティンググループ
ここが非常にわかりやすいので参考にします。
まず気になったのは「関連法」の部分。
本業界の業法である廃棄物の処理及び清掃に関する法律は高頻度で改正されている。
廃棄物の再利用率や不法投棄など国の課題に強く関連する業界であるため、
時世に合わせてテコ入れされているものと想定される。
とある。
高頻度で改正される。ここがこの業界のポイントになりそう。
1900年~1954年:汚物清掃法
1954年~1971年:清掃法
1971年~:廃棄物処理法
現在はこの廃棄物処理法が関連法で、随時必要に応じて改正されているようです。
※清掃法、汚物掃除法 当時はこんな方法だったんだ。たった100年で時代が大きく変わった事がよくわかります。
一番先改定された内容は
第一回「食品廃棄物不正転売事件」について | 産業廃棄物の処理は株式会社リヴァックスへ
を元に改定されたようですね。
環境省のHPを見ると、次に改定があるとしたら
環境省_プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律案の閣議決定について
これに関してでしょうか。
次のポイントは環境白書
http://www.env.go.jp/policy/210608_R03hakusho_gaiyou.pdf
概要を見ると廃棄物業界に影響ありそうなのは、1部2章のプラスチック資源循環戦略の具体化があります。
やはりここでもプラスチックですね。
「廃棄物処理と排出量」
家庭からの一般廃棄物は最大11%程度増加。事業所からの一般廃棄物は、前年比で最大42%程度減少。一般廃棄物全体では前年比最大12%程度減少。
これはコロナの影響で巣籠により、一般家庭からごみが増え、事業所からは減った。という内容。アフターコロナは事業所からの一般廃棄物が増える予想ができますね。
廃棄物全体は人口の減少から減る見込みのようですね。
アフターコロナで廃棄物がどうなるのか、またプラスチック資源の循環がキーワードになりそうですね。
次回はまた別のことを調べてみます。
20211009
総資産:¥2,603,942
先々週比:-¥477,848
*9/25-10/8総評*
大やられ。
今まで一番の損失です。
①総理が変わるタイミング、事前に政策を理解していなかった。
②日経が3万から反発を繰り返していたので、自信をもって先物ロングを抱えてしまった。
①は中長期投資ならしょうがない。個別株保有のシナリオが崩れたわけではないので、ホールド継続です。
②これはダメ。ダメージもデカすぎる。 自信を持つのは重要だけど、過度な自信はただの自信過剰。挙句に、お祈りトレードになる始末。
反省点ですね。
また今回は、四季報から銘柄選定の期間。本来なら決算発表前後に購入ですが、上方修正が出たタイミングでLAホールディングスを購入。 会社発表の目標EPSと、配当性向30%以上(予想は35%)から
目標株価:¥2,551(per6で計算)
配当は:¥131.6(増配発表予想)
です。
目標株価到達時点で、さらに保有するかどうか検討ですね。
段階的に買い増しをしたくて、現物100と信用で100(将来的に現引き予定)買い増ししました。
今回のホールディングスは、企業調査するにあたって非常に勉強になった銘柄です。さらにドンドン勉強して自分の能力を高めていこうと思います。