ミダック第一四半期決算について考察
私の主力銘柄ミダック6564の2022年3月期第一四半期決算が発表されましたので、初心者ながら考察します。
売上高、営業利益、経常利益、純利益すべて前年比プラス。会社発表の第二四半期予想についての進捗はすべて50%以上、これは2Qが1Qと同等の数字なら目標達成及び上方修正の可能性があると考えます。同じく通期に関しては経常利益以外25%以上、考え方は同じです。1Q決算短信の数字からは良い数字だととらえました。
上のデータは2019年から第一四半期のみのデータを抽出しました。EPSは四半期データを4倍して算出しています。
こうしてみれば一目瞭然ですが、明らかに株価は売上・利益の成長率に比べて異常です。そのためPERは200となり非常に高い水準となりました。株価は去年同時期に比べて4.93倍になっています。
仮にこのまま同じように株価が上昇し、来年同時期にも株価が前年同時期に比べて4.93倍になる。売上、営業利益、経常利益、純利益の成長率は今年の1Qと同じと仮定するとPERは301になります。異常です。
ここまでであれば、1Q前に売り込まれた理由もわかりますし、今後ホールドしても株価上昇は期待できずPERが適切な数値まで調節されるように株価が推移すると予想されます。
次に四半期決算書及び決算報告書についてですが、注目したのは
・新規管理型最終処分場「奥山の杜クリーンセンター」の工事は順調で、稼働も予定通り来年4月から始めること。
・10月1日にHD化し、上記の新規処分場は子会社の「ミダックはまな」へ事業承継すること。
奥山の杜クリーンセンターはミダックがすすめる新規管理型最終処分場です。ネットでしらべるとミダックのメールマガジン2019年2月1日発行に
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【Ⅰ.最終処分場の設置許可取得について】
当社グループは現在、株式会社ミダックはまなにおいて、安定型最終
処分場と管理型最終処分場を運営しておりますが、当社は2018年12月20日
に浜松市から新たな管理型最終処分場の設置許可を取得しました。
< 施設概要 >
施設の名称 :奥山の杜クリーンセンター
施設の種類 :管理型最終処分場
所在地 :静岡県浜松市北区引佐町奥山1397番195 他35筆
埋立面積 :104,458m2
埋立容量 :3,125,591m3
処分予定廃棄物 :燃え殻、汚泥、廃油、廃プラスチック類、紙くず、
木くず、繊維くず、動植物性残さ、ゴムくず、金属くず、
ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、鉱さい、
がれき類、ばいじん、政令第2条第13号廃棄物、
特定有害廃石綿等 以上16種類
埋立期間 :約30年(予定)
稼働開始時期 :2022年4月以降(予定)
当最終処分場は埋立容量300万m3を超える東海地区でも大型の最終処分場
となる予定です。また、新東名高速道路の浜松いなさICから5km程度の場所に
位置し、立地も良好です。
今後、追加情報等がありましたら、当社HPやメルマガなどでお知らせ
させていただきます。
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とありました。
どうやら最終処分場の能力は。埋め立て容積でわかるようですね。
そこで、現在稼働しているミダックの2処分場の容積と、奥山の杜クリーンセンターの容積を比べてみました。
・浜名湖クリーンセンター:410,575㎥
・遠州クリーンセンター:442,846㎥
合計:853,421㎥
奥山の杜クリーンセンター:3,125,591㎥
奥山の杜クリーンセンターは現在稼働している2クリーンセンターの約3.66倍の能力があることが分かりました。
それでは、奥山の杜クリーンセンターが稼働して順調に売上・利益が確保できた場合現在の約3.66倍の売上・利益が見込まれると推測されます。
それを元にしたデータがこれです。
売上・利益物凄い伸びです。
株価成長率が変わらず4.93倍だったとしても、PERは64.79に落ち着きます。先のことはわかりませんが、このデータをもとに株価が上昇しているのであれば、株価の調整が入った今、私は「買い増し」を視野に入れてもいいのではないかと考えます。ただし少ない資金しかなく、結果が出るは1年先なので資金効率を考えるとどうでしょうか。
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